■軽量直貼りDLG機 「Aspirin custom」 の飛行日記


 
製作後記

競技用を意識した軽量直貼り機は今回が3機目。今回の機体はこれまでのノウハウの集大成です。


左:Aspirin custom (今回製作)
右:Black Magic custom-hi (前回製作)

当初215g程度を予想していましたが、最終的に210gで仕上がりましたので上出来です。
主翼裏面をバギングした時点で 重量オーバーが懸念されたの表面は軽量化対策をした関係で、
強度上犠牲になった部分がありますのでその点は 少し気がかりです。

それから、秘策:現物合わせにより、ノーバラストで重心がうまく決まってます。
従って、飛行重量は仕上がりと同じ210g。 (尾翼容積も確保できています)

<今回の機体の特徴>

1)楕円翼&翼端の絞り込み

 

楕円(っぽい)翼+翼端の絞り込み形状により主翼効率UP

2)主翼パイロン方式

 

主翼揚力を最大限に引き出す(であろう)スリムなポッドとパイロン。

3)尾翼

  スリムな尾翼台座。

4)その他有害抗力の低減

  ホーンやペグなどの有害抗力要素も抗力低減に取り組みました。「気休め」かもしれませんが・・・

5)カラーリング

  飛行性能とは全く関係ありませんが、今回のカラーリングはとても気に入っています。

 

■インプレション

<6月某日初フライト>

強風の中での初フライトとなりました。下手な槍投げグライドテストで失速させると機体を壊すことになりかねないので軽くランチしてグライドテスト。前作機の送信機データをコピーして動翼のニュートラル調整のみしていましたが、殆どトリムの必要なし。

数投のテストの後、フルランチ。ランチ高度は前作機並みに・・と言いたいところですが、機体をかばうランチで力が乗りません。

それでも、サーマルに入ると強力な上昇力でグングン上がっていきます。また、風に対してグングン入っていきます。滑空性能は前作機以上であることを実感できました。

この日は風が強まってきたので早めに引き上げました。

<翌週、2日目のフライト>

やはり浮きの良さを感じます。機体の軽さが効いているのでしょう。サーマルに敏感に反応し、サーマル内では強力な上昇力を見せてくれます。また、旋回もとてもスムーズです。

少し走り気味なのでテールに1gのウエイトを足してみましたが風上への入りが悪くなってしまいましたので元の方がよさそうです。結局、元にノーバラスト状態に戻ってしまいましたが、今後いろいろとやってみようと思います。

それから、ランチが全然ダメです。新しい機体を大事にしようという気がはたらくのでしょう。腰が引けて全く上がらなくなりました。

何よりもランチの矯正が必要です(;^_^A

追伸)主翼の塗装は表面だけなのですが、裏からも透けて見えてGOODです。

■バラスト

機体が軽くできた一方、機体抗力に対抗する十分な推進力(重量)も必要なケースが予測されます。

いままでできなかった、「バラスト」を搭載を考えることに。
(わざわざ重くして飛ばすという贅沢な調整です)

0.5ミリのアルミ板とM3ポリカーボネイトビスでこのようなパーツを作りました。重量0.35g。

サーボベッドとサーボの間に挟みこんで固定します。

スティックバラスト。

ヒノキ棒(板)の先にスポンジを巻いて動き止め。さらに鉛板を巻いてテープ止め。

これで9.5gのバラストです。

装着方法は写真の通り。スティックバラストがパイプ内の主翼パイロンのところまで届いています。

着陸時にはバラストの慣性力でサーボベッドにかなりの力が加わりますのでサーボベッドは十分に固定しておく必要があります。

■主翼ビスの変更

1gでも、いや0.5gでも軽くしようとM3x15ミリのレニー(三菱ガス化学、ポリアミドMXD6)製ビスを採用しましたが、予定より若干軽くなりましたのでチタンビスに変更することに。

レニー製ビスを採用した理由のもうひとつは「ヒューズ」の機能。衝撃を受けた際、ビス頭が飛んで衝撃を吸収してくれれば・・・とも思っていましたが、やはり、強度を優先することに。

チタンビスM3x16(前縁側)とM3x12(後縁側)を使用。

重量は0.5g増。でも気にしません。

■尾翼の補修

クラフトるうむカップを翌日に控えて、最後の調整。

調整も終わったところで、代投をお願いするOZ-K氏に試投をして頂きました。

最後にフルランチ・・・フラッター音と共に上昇。あわてて降ろして見ると水平尾翼が座屈していました( ̄□||||!!

※過去の経験より台座と水平尾翼の接合は念入りに行っていましたので脱落は免れました。この衝撃で水平尾翼が脱落していたら機体は大破していたでしょう。

尾翼を新品に取り替えるか悩んだのですが、取りあえずは補修で翌日の試合に臨むことに。

補修による重量1.5g増。

■クラフトるうむカップ参加

2009年7月19日 第33回クラフトるうむカップ

今回の大会は北は北海道から南は宮崎からの参加、総勢36名の大変にぎやかな大会となりました。

前日の天気予報では雨。天候が心配されましたが、少しだけにわか雨がが降った程度で、なんとか持ちこたえてくれました。

前日の破損の応急処置を済ませたAspirin customで出場です。今回もスーパーランチャーOZ-K氏に代投をお願いすることにしました。

朝一番の調整飛行でOZ-K氏にテストランチしてもらうと、水平尾翼は持ちこたえそうですが、エルロンにわずかなフラッターがみられましたのでテープで補強。これでなんとか試合準備完了です。

第1第2ラウンドでは山の尾根領域(かなりの高高度)での戦いが繰り広げられました。 代投なしでは到底到達できません・・・(゚_゚i)・・・

結果はというと、前回よりは少しは落ち着いて飛行ができたこともあって予選通過まであともう一歩のところまできました d(⌒o⌒)b♪~♪

でも、ここからの壁がとても厚そうです。

ちなみに、決勝ラウンドは殆どの選手が3分59秒+ハンドキャッチ(最高得点)というハイレベルな戦いでした(゚ー゚;A

大会結果は1位:堀内さん、2位岡本さん、3位小川さんでした。

皆様おめでとうございます。

第2ラウンドは風が強くなったので、バラスト搭載。
スティックバラストシステム(かってに名前を付けました)により簡単に搭載できます。

強風の中でのランチは機体への負荷が高まります。Aspirin customはペグ回りの強度に不安がありましたので機体を前作:Black Magic-hiに交換。これなら、強風の中でのハードランチにも大丈夫・・・と思いきや、第2ラウンド3投目でまたもや水平尾翼が座屈。
(左の写真が前作:Black Magic-hiの水平尾翼座屈状況。Aspirin customと同じ場所です)

結局、Aspirin customに戻してその後のラウンドを戦いました。

軽量化を狙う一方で剛性について考え直す必要がありそうです。