PHOTO GALLARY(フォト・ギャラリー)


 ■ 零戦62型 2006.12 ■

広島県呉市にある「大和ミュージアム」に展示されている零戦を見に行ってきました。展示のメインは戦艦「大和」ですが、管理人的には零戦のほうが興味大なのでした。

展示されているのは明治基地第210海軍航空隊所属の零式艦上戦闘機62型
昭和20(1945)年エンジントラブルにより琵琶湖に不時着水したものを、昭和53(1978)年1月に引揚げたそうです。

この零戦、引き揚げ後に京都の嵐山美術館に展示された後、和歌山県白浜町の「ゼロパーク」に展示されていましたが2002年に閉館となり、「大和ミュージアム」に移管されたそうです。

以前は63型としてで展示されてましたが大和ミュージアムでは62型と表示されています??

↓↓零式艦上戦闘機の「零式」は皇紀2600年の「00」をとって「零式」と呼んでいます。
  ちなみに一式戦闘機 「隼」、 三式戦闘機 「飛燕」、 四式戦闘機 「疾風(はやて)」などがあります。

↓↓ちなみに、こちら、食玩(ウイングクラブコレクション)の零戦。

食玩とは 正式には玩具菓子のことです。グリコのおまけはお馴染みですね。でも今はフィ ギュアがメインでお菓子がおまけのような状態です。さらに大人をターゲットとしたフィギュアが続々発売されています。
ウイングクラブコレクション縮尺は1/144  (長さ約8cm) とても良く出来ています。

1/144
飛行機モデルをラインナップした日曜工作ランド食玩コレクションのページはこちら

↓↓62型は52型の胴体がベースです。カウルからニョキっと出ている単排気管が52型以降の特長

↓↓美しいラインのリアビュー。サハルナと書かれているのはトリムタブ。 (真直ぐ飛ぶ為の微調整タブ)

↓↓2階より撮影。このアングルの写真は珍しいかも。

↓↓栄エンジンと単排気管  約1100馬力  14気筒
  後に金星エンジンが搭載されましたが、 零戦はこの栄エンジンが支えました。

↓↓風防とコックピット。零戦の特長である沈頭鋲がわかります。
  
(空気抵抗を少なくするため、リベットの頭部分が沈めてある)

↓↓手前が13.2mm機銃。奥のは?見落としました。

↓↓呉の海軍航空廠(こうくうしょう)で作られた飛行機の模型。「紫電改」 「彗星」 など

 

続いて、1/48半完成モデルの紹介です。ゼロ戦の内部構造が良くわかります。

 ■1/48連斬模型 「零式艦上戦闘機」

この模型は1/48スケール・塗装済のモデルです。連斬(れんざん)とは、断面を表現する為に輪切りした模型のことです。原型は プラモデルメーカーのハセガワの協力のもと、 プロモデラーの柏木崇男氏が担当し、内部まで精密に再現されています。 また、スケルトン状態と通常状態を選べるように2種類のパーツが付属しています。
他の模型と同様、中国で彩色が施されていると思われますが、このクォリティで何千個、何万個も生産されている作業を想像すると気が遠くなります。5BOXで一機分となります。

発売元
タカラトミー
発売
2007年12月 発売開始
定価

500円(税込525円)

5分割x3タイプ=15種類 52型・52型甲・52型乙の3タイプが完成

オフィシャルサイト

http://www.takarahobby.com/
new/0712zerosen/index.html

「超々ジュラルミン」
ゼロ戦の高性能を支えた要素のひとつ。住友金属が開発した高力アルミ合金で、現在のJIS7000番台に相当する。それまでの航空機用ジュラルミンに比較して強度が高く、内部フレーム等の重要部分に使用することで重量軽減に成功している。(添付解説書より)

「恒速式回転プロペラ」
プロペラの角度(ピッチ)を変更可能なプロペラのことで、離陸時、巡航時など状況に合わせて最適なピッチ設定を自動的に行ってくれるもの。戦前に輸入したヴォートV143戦闘機に装着されていたものと同様の形式を、住友がライセンス生産した。ゼロ戦の燃料消費率の低減と航続距離の向上に大きく役立ったパーツが敵国アメリカのライセンス品だったことは皮肉だ。(添付解説書より)

「密閉式水滴型風防」
日本海軍の艦上戦闘機としては、ゼロ戦になって初めて装備されたものである。有機ガラス(アクリル)製で、52型乙は前方に45mmの防弾ガラスが取付けられた。後方視界の広い水滴型の風防は、ゼロ戦採用時点では世界でもっとも進んだものであった。(添付解説書より)
「97式7.7mm機銃」
胴体内機銃として2丁(携行弾数:各600発)が装備されていたもので、イギリス・ヴィッカース社からのライセンス品。戦争後半には旧式化してしまい、52乙型では1丁を残して右側銃はより威力の大きい3式13mm機銃に換装されることとなる。(添付解説書より)

「栄21型発動機」
ゼロ戦32/22型以降は、発動機(エンジン)がそれまでの栄11型から21型に変更になっている。もちろん52型系も栄21型である。11型との大きな相違点は過吸器(スーパーチャージャー)が2段式となったこと。これによって空気圧縮率が向上したことで高空性能が向上すると共に離陸時のパワー増大も図れた。離昇出力は11型の950馬力から1130馬力にアップされている。(添付解説書より)

「推力式単排気管」
エンジン排気をまとめて排出する集合式をやめ、各気筒ごとに単独で配管を設けることで、エンジンの排気圧を推進力として利用しようというもの。通称「ロケット式排気管」と呼ばれた。速力向上に効果があると判定されたが、実際には排気圧が直接増速につながったのではなく、排気流による機体表面の整流効果が抵抗を減少させ、速力向上につながったとの説もある。(添付解説書より)