通常、内蔵HDDはPCの中に内蔵していますので容易には取り外しできません。また内蔵HDDを外付けで使用する場合は外付け用ケースを購入してその中に内蔵HDDを納めますので一度外付け用ケースの中に納めると容易には取り外しできないのが一般的。
管理人はHDD(ハードディスク)はデータ記録装置としては最も優れていると考えています。(安価で大量のデータを保存できる。)OSを立ち上げられるのもHDDのみ。これを抜差しできるようにすれば便利な使い方ができます。
・ふつうに大容量記録装置として使う
・予備のバックアップHDD確保とその動作確認ができる。
・子供とHDDを使い分ることで、子供に自由にPCを使わせることができる。(子供を心配している訳ではなく、自分のデータのクラッシュリスク回避。
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※HDDのバックアップは一般にはRAIDというシステムでHDDのバックアップを行いますが、RAIDでは常に2台のHDDを動かしておく必要があります。
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■IDEドライブのUSB接続 |
かつては、IDE接続のHDDを「抜き差し」することは「キワモノ」の技でした。玄人志向よりキワモノシリーズ 114-GENというコンバータが発売されていました。(2002年)
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説明のとおり、IDE HDD以外にATAPI CD-ROMなども使えます。
パーツは写真のとおり至ってシンプルで、基盤と電源ケーブルのみです。電源ケーブルから出ている2本のコードは基盤に5Vの電源供給をするコネクタですので別電源は必要ありません。コネクタは片方がメス、片方がオスになっています。
説明書・ドライバは玄人志向のHPからダウンロードとなっています。
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基盤ムキダシでは、ショートなどして壊れてしまいそうなのでプラスチックのケースに入れました。
基盤はケースにビス固定、USBのジャックの部分はケースに穴をあけました。ケーブルは余っていたスマートを利用し、ゴムブッシュでケースから取り出しています。基盤に電源供給するケーブルは一旦切断して半田付けで延長しました。(接合部分は熱伸縮チューブでシール)
接続は
<内蔵用HDDと114GEN> IDEケーブルで接続します。
<114GENとパソコン本体> USBケーブルで接続します。
<電源>
PC本体から電源ケーブルを取り出す必要がありますので、70センチの延長ケーブルを買ってきて、拡張スロットの部分から取り出しました。取り出したケーブルから、114GENに付属していたコネクタのメスに電源供給します。コネクタのオスを内蔵用HDDに接続すれば接続完了です。
<転送スピード>
転送スピードは12Mbpsと表示してありますが、かなり遅いです。HDDのコピー時間は2Gバイトのデータをコピーするのに約1時間かかります。
決して心地よいとはいい難
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■IDE-USB2.0アダプター IDE-3525 |
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その後、IDEをUSB2.0に変換するアダプターが市販されるようになりました。 (2005年)
3.5インチHDDに加え、2.5インチHDDにも対応。4ピンコネクタ搭載ACアダプタは、汎用性がありそうです。
価格は¥2980。衝動買いしてしまいました。ニュースリリースはこちら参照。
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■モービルラック(IDE版)
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モービルラックは、IDE接続のままでOSを起動する為の内蔵HDD(ハードディスク)を自由に
抜き差しするシステムです。 |
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モービルラックは、「ケース」と「インナー」で構成されています。
写真はViPowER社のモバイルラック。ノーブルネット社が日本代理店となっています。
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右の写真のようにPCの5インチベイに取付けて使用します 。
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「ケース」の裏側は、写真のように電源コネクタとIDEケーブルがあります。
これらは HDDやCDなどのIDEドライブの裏側と同じですのでHDDやCDなどのIDEドライブを取付ける要領でPCに取り付けます。 |
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インナーの内部は、電源コネクタとIDEケーブルがり、これをHDDに差し込むことによって接続します。 |
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左の写真が、インナーの中にHDDが納まった状態です。
右の写真は「ケース」と「インナー」の接続部分で、インナーを差し込むことによって赤い部分のコネクターが接続される仕組みになっています。(電源とIDEケーブルに相当する配線がこの「赤い」部分に変換されて接続されます。
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いつの間にかインナーがたくさんたまってしまいました。左写真の上段のふたつがFAN付で、手前が少し出っ張っています。左写真の右上のインナーはケースがアルミでできています。私は放熱性を意識してこのタイプを常用しています。ただ、FANはうるさいので動かしていません。
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家族で使用する場合など、各個人でマイHDDを1つずつなんて使い方をすれば、
子供が付録のソフトを勝手にインストールして調子悪くなったなんてことも防げます。
(この場合、ソフトウェアの著作権にはくれぐれも注意してください。)
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■モービルラック(SATA版) |
管理人は長らくIDE接続のHDDを使用していましたが、IDE接続のPCではストレスが大きくなってきましたのでニューマシンを組立てることにしました。HDDの接続をIDE→SATAに変更です。
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今回はオウルテックのモービルラックを選定。従来のIDEタイプと同様に「ケース」と「インナー」で構成されています。
・放熱性が良いアルミタイプ
・IDEの変換アダプター付
の「ケース」+「インナー」セットBF90SACと、
・ SATA専用のインナー
単品BC90SAを購入しました。
通電された状態のままHDDを入替える「ホットプラグ」に対応とのことですが管理人の場合は使用しません。
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写真はSATA専用のインナー。「サスペンションプレート」によりエアフロー(放熱)効果を高める構造になっているとの事。 |
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こちらはIDE→SATAアダプタ付タイプ。以前に使用していたIDE接続のHDDを活用することができます。
でもインナーの価格は単品で¥4000以上しますので新しいSATA接続のHDDを購入した方が良いかも・・
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一方が新しく購入したSATAのHDD、一方が従来からのIDEのHDDを挿入したインナー。
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モービルラックを取付け完了。オウルテックのモービルラックは右についている鍵がロックと電源ONを兼ねています。これは結構うっとうしいです。
管理人はホットプラグ機能を使用しないのでロック機能を外し、常に電源ONにしています。
(鍵なしで抜き差しできる・・但し抜き差しは元電源を落としたあとのみ。))
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■IDE接続の活用 |
SATAのマザーボードにもIDEポートがあるのでこれを以前のモービルラックで活用しようと考えました。
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その為に5インチベイが3つあるケースを選んだのですが写真3段目のベイは奥行きが浅く何も取り付けできません。
そこで、強引な策。普段はプレートをつけておきます。
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プレートを外と内部にIDEケーブルと4ピンの電源ケーブルが取り回してあります。これを引っ張り出して直接HDDに接続します。
これ、結構いけてます。(データのバックアップ用)
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■裸族シリーズ |
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