■フラッシュトリムビット


ちょと変わった加工方法の紹介です。トリマービットに、フラッシュ・トリム・ビットというのがあります。ストレートビットの先端にコロがついたタイプです。このコロの動きに従ってストレートビット部分での加工ができます。

ちなみに、かんながうまく使える人にとってはこの加工方法は不要です。管理人はかんなが下手なのでこのビットで2枚の集成材の大きさを揃える加工を行いました。

なぜ、このような加工をすることになったかと言うと、通信販売で集成材のカット品を注文したところ、カット精度のよくない商品が届き、止む無く仕上げをし直すハメになってしまったからです。

ちなみに、木材のカットサービスは「パネルソー」と呼ばれる大型機械(ホームセンターにおいてあるカットサービス用の機械がパネルソーです)で切断するのが一般的です。「パネルソー」を用いれば正確に真直ぐなカットがされます。

一方、電動マルノコでカットすると、微妙なネジレや、鋸目の残りが発生してしまいます。

今回の通販会社さんは、電動マルノコでカットでカットされたようでした。(無料サービスでしたのでクレームはつけませんでした)

■フラッシュトリムビット

通信販売で届いた集成板。カット面にマルノコの鋸目が残っていました。

直線にカット出来ておらず、定規(アルミ角パイプ)をあてると隙間が出来てしまいます。

こんな状態ですので当然、箱の側板として左右に使おうとしていた2枚の板は微妙に大きさが異なっています。

そこでフラッシュトリムビットの登場です。

刃径9.5ミリ
刃長24.5ミリ

まず最初に、ガイドバークランプを使用して直線出しと仕上げを同時に行います。
ガイドバークランプ裏にあるレバーで簡単に固定することができます。

コロの部分は使わずに、刃の部分だけで加工します。集成材の厚みが25ミリ、フラッシュトリムビットの刃長が24.5ミリですのでギリギリの加工です。

次に2枚目を上に重ねてクランプで固定してコロで下の(最初に直線出しをした)板をなぞりながら上の板を削ります。

これで2枚の板がそろいました。
※でも手加工なので微妙にズレは残りました(; ;)

■フラッシュトリムビット加工の動画

左の画像もしくはこちらをクリックしてください。

wmv 1'50" 3.13MB

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