■背板加工 更新2007.7
箱のような家具のいちばん奥の板を背板(せいた)と言います。背板をうまく取り付けると出来栄えもよく見えます。
左の図のように、側板や底板・天板などに溝を加工し、そこに背板を取り付けます。
私の場合、背板は5.5ミリの合板を使用していますので側板にには6ミリの溝を加工しています。
背板加工はトリマーとストレートビットで行います。
写真のストレートビットは6mmですので、5.5mm合板を背板に用いるとピッタリです。
トリマーは左の写真の工具です。手に持って加工することも可能ですが、私の場合はトリマーテーブルに付けて使用しています。
溝をまっすぐに切る為には、ガイドが要ります。
左の写真は純正のガイドなのですが、ネジ1本の固定なので少し力を入れただけでずれてしまい、使い物になりません。
安物なのでしょうがないとあきらめて、ガイドを自作することにしました。
自作といっても木材をとりつけただけです。2本の蝶ナットで固定するようにしました。1本は固定でもう一本の穴を長穴にすることによって調節できるようにしました。
トリマービットの出が溝の深さ、ガイドからビットまでの開きが端あきになります。
深さは3〜5ミリ程度が適当かと思います。あまり深いと、トリマーでの加工がたいへんになります。(切断体積が大きくなるので加工しにくい)
実際に加工した背板の写真です。左の写真では塗装してから加工しましたので溝部分だけ木地の色となっています。
背板にほどこした場合、左の写真のように外観から見えてしまいますが、私の場合はあまり気にならないのでそのままにしています。
トリマーテーブルを自作しました。
より正確で安全に作業できるようになりました。
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