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電動かんなはぐんぐん削れてとても便利ですが、フリーハンドでは、思わぬところまで削れてしまうこともあり、なかなかうまくいきません。
木材フェアで買ってきた粗材(表面に仕上げかんながかかっていない木材)を使えずに積み上げたままでしたので手押しかんな盤を自作することにしました。
※トリトン社のHPを見ていると、市販の電動かんなが取り付けられるプレーナーアタッチメントキット
が発売されていました(¥18,500)がワークセンター2000専用ということで一般には使えないようです。(ワークセンター2000は¥66,300
です。)
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■材料の加工
※完成後、電動かんなの取付けが左右逆であることに気が付きましたが最終的にそのままにすることにしました。
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12ミリの合板を用いました。 サイズは600x400。
電動かんなを立てて固定するために出っ張り部分が
じゃまになりますので穴をあけます。
電動かんなを固定する為にφ10の穴を2ヶ所、
その他に電動かんなのレール部分の引掛かりの
ために鋸目をいれました。
私の電動かんなのベース金属部分はカービングスキー
の断面のように、テーパーになっていましたので
上記の鋸目をいれました。
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合板の補強の為に2x6材をロの字に組んで裏打ちしました。(横材は2x6材を二つ割にしました)
写真では厚みが無い様に見えますが、厚み38ミリです。
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スチールアングル
φ10のロングボルトを必要な長さにカット
φ10のナット、ワッシャ
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木材を斜めにカットしたスペーサー。 取っ手の部分に挟み込みます。 |
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■組立て |
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電動かんな本体にφ10の穴がありましたのでここを利用します。合板のうらからボルトを通します。 |
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反対側は穴がありませんので適当な位置に穴をあけてボルトを立ち上げます。
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2本のボルトにアングルを通して電動かんなを押さえつけるようにして固定します。 |
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直角度をスコヤで見ながら、スペーサーを取っ手部分に挟み込みます。
振動でゆるみそうでしたので、スペーサーは木工ボンドで接着しました。後に、この部分は調節できるように改良しました。
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完成です。
ここで重大な問題に気が付きました。写真の状況では刃物の回転方向からして、左から右に材料を送る必要があります。手押しかんな盤は通常右から左に材料を送りますので勝手が逆になってしましました。
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ディテール写真です
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材料を右から左に送ろうとすると、左の写真のように、かんなくずの排出口が上を向きます。そもそも今回の取り付け方向はかんなくずの排出口を下に向ける為に設定しましたので当然といえば当然です。
写真の方向に取り付け直すことも考えましたが、電動かんなの形状からしても非常に困難なこともあり、取り付け方向はそのままにすることにしました。
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■改良
試し加工をしてみましたが、次の不具合がありました。
1)切削面の直角度ができていない
2) 削り深さの調節がまくできない
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スペーサーの部分はアングルを用いて直角度を調節可能にしました。
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よくよく観察してみると、かんなの削り深さの調節は、刃物が上下するのではなく、左写真の左側のアルミベース部分が上下して削り深さを調節していることに気が付きました。
従って、アルミベース部分の動きを妨げないようにしてやる必要があります。右写真のようにアルミベース部分が合板に接触しないように合板を削りました。
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これでばっちり。使用前、使用後の写真ですが、塗装した木材をかんなに通すときれいに木地がでてきました。
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■改良2(2003.6.1) |
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使用しているうちに、固定が緩んでくることが多く、その都度修正していましたが、取っ手部分をL型アングルを2個組み合わせてで固定することにより解決しました。 |
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■改良3(2006.1.3) |
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オフコーポレーションで販売されているシステムバークランプを購入しました。フェザーボードは材料を電動カンナに押さえつけてくれまので安全かつ安定した加工ができます。
※システムバークランプこちらのページで紹介しています。
システムバークランプ 販売元 : オフコーポレーション
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本来、材料を向かって右から左に流すのが普通ですが、自作手押しカンナは逆ですのでフェザーボードを裏返して取付けました。
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■サイクロン集塵機の接続 更新2007.7.21 |
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カンナ盤は大量のかんなくずが出て一面に鋸くずが積もる位です。
サイクロン集塵機を製作しましたので早速接続することにしました。
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カフスでの接続がぴったりのVP30ミリで接続することに。カンナの排出口が台形をしていますのでこれに合せてトーチでVP管をあぶった後、台形の穴に突っ込んで馴染ませます。
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これで殆どが集塵できるようになりました。感覚的に95%以上が集塵できていると思います。
ちなみに、サイクロンのスイッチを切っていても電動かんなの排気力でかんなくずが送られていきました。(単にスイッチを入れ忘れていたのですが・・)
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