■ギタースタンド
長男がエレキギターが欲しいと言い出したので、とりあえず激安セットを購入。 ギター、ミニアンプ、ケース、スタンド・・・色々ついて\12,800也 管理人が中学時代に雑誌の裏に載っていた通販のエレキギターは確か¥29800だった と記憶しています。当時の物価を考えると今なら5〜6万円に相当するかな? \12,800とは何とも安くなったものです。 で、安心していたのもつかの間、 高校入学祝いということで5万円近くする2本目のギターを購入 やはり、最終的にはこういう結果になるのか・・・
ということでギターが2本になり、長男のリクエストに答えてギタースタンドの製作です。 ( 場所をとらないようにと、収納数はMAX3本としました。)
■材料の加工
材料は特売で買い貯めていた1X4材を使用します。
※材料仕入れについて 1X4材(6フィート)は通常は¥248で販売されていますが、特売では¥178位になりますので5〜10本まとめ買いするようにしています。また、特売の時はある程度の在庫が店頭に並びますので十分に吟味して反りが少ないものを選ぶことができます。 尚、ストックの際は、紐で縛り、立てた状態で室内保管することで経年変化による反りを防ぐことが出来ます。
今回は1X4材をTの字に組み合わせるのでラウンドエッジの”耳”を落とします。
自作テーブルソーを用いて加工しました。
”耳”を落とした1x4材。
両サイド4.5ミリずつ落として巾80ミリにします。
これは材料をTの字に接合する為です。
端部の平面形を面取りします。
ありあわせの円形のもので適当な”アール”をケガキます。(写真は塗料缶のキャップを使用)
ケガキ線に沿ってジグソーで丸めます。
ジグソーの加工だけででは綺麗なアールになりませんので、#120程度のサンドペーパーで仕上げます。
サンドペーパーは写真のように取ってのついたしっかりとしたものを使うと、綺麗に削れます。
接合部は今回もポケットホールジョイントを使用します。
とても重宝しています。
脚の部分は先にTの字に接合しておいてから丸面取りを行います。
写真は面取り前。
尚、1x4材の”耳”を落としたのは写真のように接合する為です。ラウンドエッジになっていると、このようには接合できません。
トリマーを使用して丸面取りをします。写真のように丸面取りがL型に連続します。
この面取りを行う為には今回のように先に組み立てて、後から面取りをするという手順が必要となります。
■組立て
この段階で塗装をします。(組立て後より作業が楽なので)
塗料はオスモカラー ウッドワックス/パイン色を使用。
受け材の部分はギターのアールに合わせて逆ハの字に取り付けます。
角度は現物合わせで・・
裏側からポケットホールジョイントで接合します。
ギターが載る部分には3ミリのウレタンスポンジを貼り付けます。
ネック部分は15ミリの穴を開けます。
3ミリのウレタンスポンジを貼り付けた後、予め開けた穴の部分をくりぬき、15ミリのラミン棒を差し込みます。
15ミリのラミン棒に被せるウレタンスポンジ
ホームセンター”コーナン”で見つけました。
内径15ミリ、適合サイズ15〜17ミリと記載してあります。
完成写真です。
大事な?ギターに傷が付かないように、受け材とネック部分にはウレタンスポンジ貼り過保護仕様!
今回は省スペース化の為、ネック部分の間隔はミニマムにしましたが、 もう少し間隔に余裕がある方が良さそうです。
←図面のダウンロードはこちら。(PDFファイル)