■パソコンデスク(パソコン机・PCデスク)



写真プリントの画質に満足できなくなり、プリンターを買い換えることにしました。

CANONにするかEPSONにするかかなり悩みました。

今回のポイントである画質についてはプリンタインクの数が多いEPSONに軍配が上がるのですが

・EPSONは前面給紙ができない(CANONはできる)
・EPSONは再生インクが使用できない (CANONはできる)

ということで最終的にCANON PIXUS IP4500を購入しました。ところが、IP4500は以前にしようしていたIP4100より一回り大きく、元位置に納まらなくなりました。


この機会にパソコンデスクを作り直すことにしました。

■完成品

■材料の切出し

今回は安価で入手しやすい1x4材を使用します。

6フィートの材料から各パーツを切出します。

長ものからのカットはクロスカットソーが便利です。

接合部の取合いを良くするために端部の丸みを落とします。

元寸法89ミリ→80ミリにします。

■組立て

組立てが早い(接着剤の硬化待ち時間がない)ポケットホールジョイントで接合することにしました。

ポケットホール加工が完了しました。

3コマ前の説明で<接合部の取合いを良くするために端部の丸みを落とします>の理由は左の写真。

縦横に同じ厚みの材料を接合する時、面取りがあると隙間ができてきれいに納まりません。そこで敢えて面取りを無くした訳です。

ポケットホールジョイントだと、接着剤の乾燥を待つ必要がなく、あっという間に脚が完成しました。

引出し用の摺り桟を予め取り付けておきます。

桟は5x14ミリの材料。接着剤を併用しカクシ釘で固定。

組立ててからでは、塗装がやりにくくなるのでここで塗装。

塗料はアウロ水性塗料を使用。

ポケットホールジョイントで全体を組み立てます。

ビスは2本以上必要です。

横着をして1本止めしたところは、結局強度不足でコーススレッドビス留め。
概ね組みあがりました。

と思ったら組立て間違い発見。

手前のつなぎ板は引出しの前板の厚みだけ控える設計にしていましたので・・付け直しました。

■引出し

引出しの材料切出しにはテーブルソーが活躍。

側板は、タンスの引出しをつくったときに加工間違いで余った17ミリの桐集成材を使用。

底板は4ミリ シナ合板を使用

クロスカットスレッドを用いて加工。サクサクと加工できました。

今度はトリマーテーブルを用いて引出しの加工をします。

まずは、底板を納める為の5ミリの溝加工。

続いて前板と側板の打ち付け継ぎ加工。
写真は、短辺側を加工する際、端材をガイドに使用している様子。ちょと危険な作業です。

前板と側板の包み打ち付け継ぎ加工が終了しました。

ここまでは良かったのですが、包み打ち付け継ぎの方向を間違えてしまった!

前板と側板の加工を逆にしてしましましたのです。左が正解。なのに右のようになってしましました。引出しの出し入れを繰り返しているうちに、先板がポロリと外れてしまう可能性があります。(外れにくい構造にしたのが左の組み方です)

でも、材料をもう一度取り寄せるのも大変だし、今回は失敗としてあきらめることに。

(耐久性では不安が残りますが・・)

加工を間違えてしまったせいで、引出しが写真のように一回り小さくなってしいました。

そこで、このような材料を作ってリカバリー

もともと机の脚に取り付けていた引出し用の摺り桟をカバーするように取付け。

完成した引き出しに5x14ミリの桟を木工ボンド+カクシ釘で固定。接着が固まるのを待って、カクシ釘の頭を飛ばします。

リカバリーはなかなかうまくいきました。

何事もなかったかのように納まりました。

■天板

天板は以前に使用していた18ミリのパイン集成材を再利用。

巾300ミリの材料を2枚巾はぎしていましたが、この部分がすいてきていたので削り直して再度巾はぎします。

中央部は補強板をビス固定。ちなみに両サイドの塗装がない部分にもともと補強板を取り付けていましたので外した部分だけ塗装がありません。

いよいよ最終工程。

天板と脚を接合します。

完成です。

足元(膝の先)の部分には棚板を引いてプリンタを設置します。

引出しもばっちり。

説明が漏れていましたが、引出しは底板が垂れるのを防ぐ為に中央に固定仕切り板をつけています。

■セッティング

完成したテーブルをセッティング。

いい感じです。

ところで、肝心のプリンターは、写真のように足元(膝の先)に納めています。

この配置にすると、上蓋を開く作業は非常にやりにくいのですが、キャノンのプリンターは前面給排紙ができますので通常は上蓋を開く必要がありません。

プリントの際は、前面のハッチを開くだけでOKですのでこの配置でも特に不便ではありません。

プリンタ部分。

使用するときは前面のハッチを開きます。

引出しの写真。

小物類が収納できますのでテーブル回りがすっきりしました。

■図面

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