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引出しは耐久性を考えて蟻組継ぎ(英語:ダブテールジョイント)で製作することにしました。
学習机の引出しはアラレ組で製作しましたが、使っているうちに組み手が緩んできました。タンスの引き出しはもっと過酷だろうと思いました。
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いかにしてダブテールジョイントにするか?ウェブサイトでかなりの研究をしましたが、結論は専用の治具の購入。さすがに手作り治具では限界があり、きちんとした加工ができないと判断しました。
オフコーポレーションで¥14900でした。(かなりの決心が必要でしたが、ここまできたら・・とことん、ということで)
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引出しと言えば桐です。桐の集成材をあちこち探しましたが、帯に短したすきに長し。と思っていたら、検索サイトではいつもお世話になっている府中家具工業共同組合さんのサイトでカット販売をされていました。
今回は側板:20ミリ、前後17ミリ、底板6ミリと使い分けましたのでカット販売は重宝しました。
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ダブテールジョイントは、裏表上下を加工中に間違えやすいのでしっかりと表示をしておきます。
上下、番号、左右、凹凸をマジックで識別できるようにしました。
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さて、いよいよダブテールジョイント加工です。
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オフコーポレーションさんのダブテールジョイントジグには専用のコロ付きのダブテールビットが付属しています。これはオフコーポレーションさん以外では手に入りません。
この専用ビットのおかげで一般的なトリマー(6ミリ軸)があれば加工が出来ます。
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このジグではソケット(メス)とテール(オス)の加工を同時に行います。写真は加工が完了したところです。 |
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ジグから外すと写真のような加工が出来上がっています。
この継ぎ手は正確には包蟻組継ぎといいます。
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我が家の婚礼タンスに習って側板:20ミリ、前後17ミリと、厚みを変えました。また、縦横の組み合わせを前後で変えましたので工作がかなりややこしくなりました。
痛恨のミスその3
実は、これが理由で材料の発注寸法を間違えてしまいました。
あらためて発注しました ( p_q)
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引出しへの工夫。
写真は引出しの前板部分。引出しを閉めるときに衣類を挟み込まないように押さえる板です。我が家の婚礼タンスに施してあります。非常に良いアイデアなので取り込むことにしました。
6ミリの溝を掘って、6ミリの桐板を差し込みます。6ミリビットで1回掘っただけではきつくて入りません。トリマースタンドに同じ部分を2〜3回通すとちょうど良く入るようになります。かなり微妙です。
ちなみに6ミリの桐板は、引出し材料の間違いにより追加注文したときに、府中家具工業共同組合さんに注文を入れました。
幅30×長さ758×厚み6 mm で1本単価 \137でした。材料体積で価格を決められているので小物は安価です。
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こちら、完成後の写真。引出しを閉めるときの衣類挟み込み防止。
ちょっとした細工ですが、かなりの効果があります。
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引出し材料の加工が終わりました。
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専用ジグで加工しただけあって、気持ちよくサクサクと組立てできます。
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最下段の引出しは、引出しレールを使用しますので底板ははめ込み方式に。5.5ミリシナ合板を使用しました。
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上3段は、蟻組継ぎした枠の底に6ミリの桐集成材を釘併用で接着します。 |
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組み立て後の前板の部分。
(右側が前板、左側が側板)
これなら、長期の使用でも外れたりすることはありません。
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組み立て後の先板の部分。
(右側が先板、左側が側板)
先板の部分は丸面取りをしました。引出し動作をスムーズにする為です。
これも、我が家の婚礼タンスのマネです。
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引出し前板コーススレッドビスで取り付けします。 |
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最下段の引出しに前板をつけた後、3連スライドレールの金物を付けて完成!! |