mini SAL機 「NANO」 の改良


 
「NANO」を持って早速テスト飛行に行きましたが、風が強くてテスト飛行になりませんでした。
翌日は風が弱くなってはきましたが、かなりの風の中でテスト飛行。
NANOを投げるとループを描きます。主翼の迎え角の関係なのだろうか?などと考えながら、
きちんと調整すると真っ直ぐに上昇するようになりました。

アスペクト比および動翼の大きさの関係だと思いますが、沈下が比較的大きい
(特に
旋回時の高度低下が大きい)ので上昇気流うまく見つけないとすぐに降りてきてしまいます。
滑空時間にして10〜20秒。ちょっと物足りないです。
逆に上昇気流の感度が高く
、軽い上昇気流でも敏感に反応してくれます。

後日、ランチの方法を変えてみたところかなりの高度が確保できるようになりました。
滑空時間は20秒以上に伸びるようになりました。

■ランチの方法

写真のように親指と人差し指で挟むように持ちます。

これで、野球のサイドスローと同様に投げ出すことでかなりの高度が稼げるようになりました。

■トリエルロン

主翼は設計図どおりに仕上げた方が性能が良いだろう・・とトリエルロンに改造することにしました。

(一般的にはフラッター防止が目的のようですが、気流を滑らかにする働きもあるだろうと想像しています)

設計図に合わせてトリエルロンをカット。ヒンジラインをカット後、切断面をフィルムでカバーします。

トリエルロンヒンジテープで普通に取付けます。

連動部はクリアホルダーから切出し

クリアホルダーを両面テープでエルロンの上下に貼り付けて、加工完了

エルロンダウン時

エルロンアップ時

■機体の弱点部補強1

胴体水平板のサーボベッド周りにクラックが入ります。
(着陸がヘタなせいあります)

写真の赤いラインの部分です。

グラスに瞬間接着剤染込ませて補強。これでクラックの再発はなくなりました。
■機体の弱点部補強2

胴体水平板のサイドに貼り付けたカーボンシートが剥がれてしまいます。

胴体全体が左右に微妙に反ってしまうことで「たるみ」が生じるようです。

これは、その都度瞬間接着剤で貼り付けるしかありません。
■機体の弱点部補強3

予想どおりではありますが、サーボホーンの部分が細くなっているのでクラックが入りました。思い切ってバルサを完全に取り去り、0.5ミリのFRP板を瞬間接着剤で貼り付けて補強しました。

これ、結構いけます。