ポッドの製作も初挑戦です。1個しか作らないのに何と手間のかかること。 ・ポッドの製作については木村クラフトさんのHPを参考にさせて頂きました |
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■ポッドの製作 |
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SGの設計図をベースにポッドの形をスケッチします。 |
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後で2つに割りますので2ピースのバルサをスプレーのりでくっつけて製作開始。 このあとで思い直してポッドの長さ20ミリ延長。バルサに直接修正ラインを書き込みました。 |
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型紙をもとにラフカット。 |
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ひたすら削るのみ。で生地完成。 主翼の取付け部やカーボンパイプの取付け部の削り合わせに結構時間がかかりました。主翼の取付け部がぴったり合わないので、結局あとの工程で現物合わせしました。 このあと、サーフェサースプレーで下地調整。#500のサーフェサースプレーを数回塗れば、バルサの木目などもきれいに消えます。 |
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主翼の翼型に合せてバルサを削るのは至難の技です。なので、パテを用いて主翼に現物合わせ。 主翼をネガシェルに貼り付けてセットし、ポッドの位置決めをします。(主翼の取付け角なども調整しながら慎重に位置決めして、あたりとなる治具を置いたりしるしを付けたりします。 テールパイプは仮止め状態 |
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主翼には離型フィルムを敷いてパテがつかないようにしてから、ポリパテを塗ったポッドっをギュッと押さえつけて、現物の型を取ります。 ※写真は、サーフェサースプレー(グレー)を吹いてから主翼部のパテ成形をしましたが、本来は先に主翼の型取りをすべきです。 |
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PODの雌型を作る前にハッチ部の加工。 WAX塗り+拭取り 5回以上 |
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↓ |
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ハッチ部の型取りが終わりましたので、ハッチの段堀をします。マスキングテープのラインに沿って、1.5ミリ程度掘り込みます。 |
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雄型が完成した時点で、もとの半分に割って樹脂板に貼付け。貼付けはきむらクラフトさんの記事にならって、裏からビス止め。 ハッチや主翼取付け部のカットラインを決める為にマスキングテープ貼り。 樹脂版は手元にあった2ミリのアクリル板を使用。ねじれ防止のため木材のゲタをはかせました。後で思いましたが巾はもう少し広い方がいいです。 |
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アップ写真。 パテやサーフェサーを沢山使ったので、雄型を半分に割った際に端部がギザギザになりました。 再度、サーフェサーで輔間を出来るだけ埋めます。それでも埋まらない部分はWAXやPVAで無理やりふさぎました。 |
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これでやっと雄型が完成しました。
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雄型にWAX塗り+拭取り 5回以上 |
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※PVAの薄め量が少なかったのでPVAの刷毛あとが残ってしまいました。3.1位に薄めましたがまだ薄め方が足りなかったようです。 2:1位が適切かな。でもPVAの種類によっても濃度が異なるのでしょう。 離型した雌型のPVAを水(お湯)で洗い落とした後、ハッチや主翼取付け部をカットします。(予め雄型に貼っておいたマスキングテープのラインに沿ってカット) |
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雌型が硬化過程でかなり変形してしまいました(ショック)、元の形に近づけるための方法を色々と思案した結果、ボルトで左右の雌型を呼び込んで固定することに。 カーボンに塗った樹脂が半乾きの時点でカッターで余分をカット。そして左右の雌型ボルトで結ぶことで本来の形に矯正。雌型とぴったりにクロスをカットするのは難しく、微妙に雌型からはみ出したクロスが圧迫されてよじれないように左右の型の間にか厚紙(厚さ0.7ミリ)を挟んで呼び込みました。 このアイデア結構うまく行きました。 |
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奥から ここまで来るのに遠い道程でした。 |
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左右接合に備えて接合面の削り合わせ。常盤にサンドペーパーを貼り付けて平面になるように削ります。 この段階でPODの重量は24g。 |
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左右接合。パイプの付け根部分が折れそうな気がするので接合前に補強。カーボンロービングとクロスでパイプの付け根から主翼取付け部にかけて補強。これでで28gになりました。、左右接合後、最終的に30g。ちょっと重くなりました。 | |||
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完成後気がついたのですが、主翼付け根の前縁あたりの中央部分が元々の雄型と比べると出っ張ってしまっていて主翼のすわりが悪くなっていることが分かりました。 写真の赤いラインの部分を切り欠くことにしました。 |
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切り欠きしました。これで前縁あたりの中央部分を少しへこませることができました。ウイングボルトの受けに3ミリのベニアをエポキシで貼り付けます。 |
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未熟なせいで本来鏡面仕上げになるはずの表面がざらざらです。#1500のペーパーで水研ぎしましたが、きれいになりません。 最終的には、つやありクリアスプレーで仕上げました。これで見た目はとてもよくなりました。 |
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ウイングボルトの加工。あらかじめ主翼のセンターを確認後、2.6ミリの仮穴を開けておきます。 まずは、前縁側に2.6ミリの仮穴をPOD目がけて、えいやーと開けて、仮固定します。この状態で主翼の直角を正確に出します。 その後、後縁側の穴をPOD目がけて明けました。 |
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3.2ミリの下穴加工後、4ミリのタップを切ります。 工具店で、6角軸タイプのタップを見つけましたので購入。T字ハンドルがなくてもインパクトドライバで簡単にタップが切れます。 タップが切れたら、瞬間接着剤でねじ山を固めます。 |
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主翼とポッドのすわりを完全にするために、エポキシ接着剤を充填。(主翼に薄手のPPフィルムを貼り付けておく) ※エポキシ樹脂にはマイクロバルーンを混ぜるのが良いそうです。私は手元に合ったタルクを混ぜました。 はみ出したエポキシは、アルコールにひたした綿棒でかきとるときれいに仕上がります。 |
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離型後。見た目は良くないですが、「すわり」は完全になりました。 |
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■メカ搭載 | |||
いよいよメカの搭載!と思ったところで問題発生。 waypointW-060BBを予定していましたが搭載してみるとホーンが飛び出してしまいます。 断面が縦に細長くなってしまったようで深さ不足でサーボが納まりません。雄型をつくる段階で削りすぎたようです。 |
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サーボの搭載方法で解決できいかと試行錯誤。 一番右が当初予定のサーボベッド。サーボの搭載方法をいろいろ工夫しましたがやはりうまく納まりません。 |
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いろいろ思案した結果、トップフライヤー御用達のDiamondD47(OK S1108互換)を調達することに。一番右のミニサーボ(重さ3.8g)に匹敵するコンパクトさです。 ちなみにS1108は現在はタマゾーTS-1002として販売されています。
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D47に変更することでぴったりと納まりました。 |
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エルロンホーンの取付け。 はみ出したエポキシは、アルコールにひたした綿棒でかきとります。 |
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エルロンリンケージは1ミリカーボンロッドと0.9ミリピアノ線。 ピアノ線にハンドルーターでギザギザを入れて瞬間接着剤で接着。さらに瞬間+シュリンクチューブで固めます。 こちら、某ノウハウDVDで紹介されている方法。 |
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エルロンリンケージの穴あけ失敗! 左側サーボ→左エルロン、右側サーボ→右エルロンを想定して前の穴をあけましたが、この組み合わせではロッドの出口がクランクになってうまく取り回せません。 結局、左側サーボ→右エルロン、右側サーボ→左エルロンになるようロッドをクロスさせてリンケージ。後ろ側の穴を開けなおしました。 |
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テールパイプジョイント後の写真。 ジョイント部は を施しました。かなりしっかりした接合ができたつもりです。 |
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ラダー、エレベーターのリンケージには、おなじみ?ボンダブルテフロンチューブ#20を使用。 約2倍に伸びます。伸ばす際にかなり力がいりますのでチューブの端はスクラップバルサに瞬間で固定します。 |
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ドライヤーを至近距離であてながら引っ張ります。 伸ばすと内径が0.5ミリ程度になります。 |
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ギター弦は018。太さ0.45ミリ。 |
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ホーンは0.5ミリFRP板より切り出し。 |
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ラダー、エレベーターホーンはギター弦リンケージなので0.5ミリの穴あけ。 |
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エレベーターリンケージ。プッシュロッドををパイプの下に取り回してリンケージ。1ミリバルサでスロープをつくります。 |
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ラダーリンケージ。プッシュロッドをパイプのサイドに取り回してリンケージ。エレベーター同様1ミリバルサでスロープをつくります。 |
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アンテナの取り回し。0.5ミリのピアノ線と「点接着」して、ポッドに明けた穴から引き出します。 |
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引き出し後。1ミリの穴からうまく取り出せました。ポッドに沿わせてテープで固定。 |
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バッテリーは2xCR2。マイクロスイッチを付けて23.7g。 バッテリーを半田付けする際、曲がってしまいましたが、ちょうどPODのカーブに沿うので結果オーライ。 |
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サーボ搭載でのサイズオーバーが解決したかと思えば、今度は受信機が入らない! ケースを外して難なく解決(3.1g減量) |
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写真とり忘れましたが、ノーズに約7gのバラストを搭載しました。 今回、ポッドの大きさがサーボや受信機に対して一回り小さかったのですが、結果的には紙一重のところでうまく納まりました。 |
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ポッドにキャノピーをつけて完成 |
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全備重量271g。上出来です。 ※手間がかかりましたが、軽量化の為、尾翼を作り直したのが大正解です。 |
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