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■テンプレート設計 |
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高井さんのブログに『テンプレート作成補助ツール
dxFoil 』が紹介されています。 テンプレートは翼弦線(赤点線)で上下に分割します。 後縁側を長く取ることは重要です。 スタイロの巾はテンプレートの巾から10ミリ程度小さくます。
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前縁部の処理(45度で熱線が通りやすくする方法)
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前縁部分の形状は以下のように決めます。 前縁側の水平部は翼弦線(赤一点鎖線)より1ミリほど下げます。 そこに翼型に接するように45度の線を引きます。 |
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余分な線を整理します。 |
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前縁部の処理(Rをつけて熱線が通りやすくする方法) |
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最近は左図のようにφ8〜10程度のRをつけており、この方がスムーズと感じています。 また、上面テンプレートの切り始めの水平部はテンプレート高さを前縁の中心線より2mm低く、下面テンプレートの切り始めの水平部はテンプレート高さを前縁の中心線より2mm高くしています。 これはRをつけることでオリジナルの前縁形状が崩れるのを防ぐ為です。 |
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■テンプレートのダウンロード(Template Download)
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■テンプレートのレーザーカット(1.5mm航空ベニア) | |||||||||||||||||
主翼テンプレートをレーザーカットしで作成してみます。 ネットを調べると、近所にレーザーてもらえる所を見つけましたので 厚1.5ミリA4サイズの航空ベニアを持ち込んでカットしてもらいました。 dxfデータを送ればカスタムカットしてもらえます。 |
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テンプレートのレーザーカット 3ピースなので全部で6枚。レーザー彫刻で文字も入れてもらいました。 レーザーカットは正確なのですが、あまりにも正確なために、翼型データのポイント数が少ない場合は多角形になってしまいます。レーザーカットをすれば完璧かというと、一概にそうはなりません。データ次第です。 今回も一部多角形になってしまいました (ノ_・。) |
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熱線の走行面を滑らかにする為に低粘度瞬間接着剤を染みこませます。 多角形になってしまった部分を補正する為に薄く盛った後、#320-400のサンドペーパーで完全に滑らかにします。 こういう場合、指の感覚が一番たよりになります。 |
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台所用アルミテープを巾2ミリ程度にカットして走行面に貼ります。アルミなので3次元の曲面にもそれなりに馴染んでくれます。 アルミの上を走る事で、熱線の熱が奪われてしまうせいか、端面のみ溶け込みが少なくなります。その結果端面のみ(微妙にですが)一回り大きくなってしまう傾向にありますので、接合後に削って滑らかにします。 |
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■アルミ テンプレート |
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合板(航空ベニア)のテンプレートは そこでアルミテンプレートの作り方も紹介します。 手加工での切り出しを前提に0.3mmのアルミ板を使用した加工方法です。 熱線カットの際は腰が無い点をカバーする対策が「必要となります。 (尚、アルミ板をレーザーカットする方法が一番楽チンだと思います。) |
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■スタイロブロックの準備 |
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カネカの商品は『カネライトフォーム』でアイボリー色です。 |
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スタイロブロックの準備をする前に、面倒でも型紙を準備します。 両サイドに余分を設けるなど、最終仕上がりとは異なる寸法で切り出しますので、暗算でやると必ず寸法を間違えます(経験者は語る) 3ピースなので3枚準備します。 |
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翼弦方向はコアカット時の翼型テンプレートの長さよりより5ミリ程度短く。 翼巾方向は必要寸法に左右それぞれ10ミリプラスした寸法。 |
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3×6板(910x1820)は大きすぎて取り回しが大変なので屋外で910x910にカットして、家に持ち込むようにしています。ちなみに管理人は店頭でカットして車に積み込んで返ります。購入する際には鋼尺とカッターを持って出かけます。 型紙をあててケガキすれば間違う事はありません。通常、カット時に必ずと言って良いほど失敗がありますので1セットは余分を準備すると良いでしょう。 |
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カッターでカットするのは左の写真の状態まで。 ここからは熱線カットします。熱線カットにはコツがありますので、下記を参考にしてください。 |
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写真のようなガイドを準備します。T字型の金物をコの字型のアルミ材にクリップで留めています。コの字型のアルミ材の内部にマグネットを入れてカット台にセットします。 |
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上記のガイドを2セット準備して、電熱線をT字型の金物に沿って動かす事で直角にカットできます。 尚、平面型をカットする際は写真のように片手でコアを支えながらカットします。平面型を手放しでカットしようとすると自重でモーメントが加わるせいでカット面が歪みます。写真のように片手で支えておくのが最もシンプルな方法です。 カッターナイフでカットした面は垂直(直角)にならないので、カッターで粗カットする部分は1センチ程度大きくカットした後、熱線でカットします。 |
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コアの平面型カットが終わりました。 ちなみにスタイロフォームには方向性があるようで、スタイロフォームの長手方向をスパン方向にとるようにします。 ※大差はないとは思いますが、念のためそうしています。 |
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ついでに・・ 尾翼用のコアは写真のように15ミリのL型アルミアングル材に沿わせて線熱線を走らせることでスライスできます。 L型アルミアングル材はマグネットで固定。 |
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翼巾方向の両サイドを10ミリずつ熱線カットすれば、4方熱線カットのブロックが完成します。 |
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■熱線について |
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熱線は0.28ミリのステンレス線を使用していましたが、テンションを上げると伸びてしまいます。 電源として、安物の車用バッテリー充電器を使用しているので、電圧・電流のコントロールができないのも難点です。 |
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だましだまし使っていましたが、一番大きいピースがビビってしまいました。 熱量が不足しているのでしょう。 |
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以前は「エボル有限会社」さんで取り扱われていましたがHPが閉鎖されているようです インコネルは高温特性に優れた超合金(商品名)で、テンションをかけても伸びる事はありません。 |
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ちなみに電熱線は写真のように皿頭ビスに8の字に巻きつけ、ビスに巻きつけるようにしています。 脱着が楽です。 (上の写真は下面を撮影しています) |
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これでビビりがかなり少なくなりましたが、微妙に残っていますのでもう少し熱量が必要なのでしょう。 抵抗値を調べてみるとステンレスと大差は無いようですので、線径の違いによって電流が増えて熱量が増したのだと思います。 |
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カットの様子をビデオ撮影しました。
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