■ Hayabusa 9 の修理



 

HAYABUSA9がランチ中に指から離れた後、ループを描いて墜落する
アクシデントに見舞われました。

ノーズから落ちたのにポッドはサーボベッドの接着が一部剥がれた程度の軽症。
胴体は壊れてしまいましたが、修復可能。

主翼は損傷大。
直せない事もないのですが、この際作り直すことにします。

 

■損傷状態


損傷状況を確認することで強度上の弱点を知る事ができます。
損傷は主翼中央接合部 。

補強クロスを貼ったとことの左右にシワが入っています。
カーボンCボックスより後ろは49gグラスX2 で接合部補強を
していますがここは無事でした。



こちらは裏から

接合面は大丈夫、いずれも補強クロスの両側にシワです。

HAYABUSAシリーズでは主翼中央部のクロス補強を最小限にしていますが、
損傷状況をみる限り特にこれ以上増やす必要もないよです。

 

■主翼の再製作

Cボックス部分のカーボンクロスはHAYABUSA+に使用したのと同じクラフトるうむさんのテスト仕入品(80g/m2)

薄くて樹脂が染み込みやすく、端部もほつれないのでとても使い易いです。

クラフトるうむダイレクトにはまだ掲載されていないです・・

今回はCボックスクロスの端部の納め方について。

巾80センチで準備しておき、前縁のカーブに沿わせて配置した後、余ったクロスをカット。

カットしたクロスを継ぎ足して翼端までセット。

ぺグ側はさらに薄手のカーボンクロスを重ね貼りします。

ところで、今回は和紙(PLYSPAN)を55のりで継ぎ足すことでデザインレイアウトをプリセットして貼ってみました。写真で紫色に見えている部分がのりしろです。


■補修完了


機体ネームはHAYABUSA9.1
(HAYABUSA9のニューバージョンという意味で)

ホームセンター”コーナン”で販売している0.75ミリ PP(ポリピレン)板は表面がツルツルなので
表面の光沢が出ます。

あと、和紙貼りの仕上げ面は水拭きすると曇ります。
これまで前縁加工の際に行っていた水拭きも止めることにし、乾拭きのみにしました。
光沢の落ちもなく、これまでで最もピカピカになりました。

主翼はブルー、尾翼はレッド のカラフルなカラーリングとなりました。

赤いテールは遠くからでも結構目立ちます。


コアは予備のものを使用したので翼型・平面型は同じ。従って性能も同じ。

足があるナロー翼の特性を持ちながら
高翼、ロングテールにより安定性も確保しています。

HAYABUSA9-9.1では翼型にAh84にしたことで低速での粘りも増したような気がします。

とてもバランスもの良い機体に仕上がりました。