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スパー補強。
スパーは0.15ミリカーボンキュアシートから切り出します。長さは130ミリ。
コアにカッターを入れてスパー差込む切れ目を入れます。(切れ目は貫通させます)
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スパーに5052樹脂を塗って差し込みます。樹脂を塗り過ぎると重くなるので注意!樹脂はコア側には塗らず、スパーのみに塗るだけでOKです。
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コアへも樹脂を塗ります。
塗布場所は、前縁・スパー部・ホーン部・ブーム接合部・ヒンジライン・後縁。
コアに塗る樹脂もうっかりすると重量増の原因になりますので出来るだけ薄く・・が基本です。
尚、前縁部だけは十分に樹脂を塗った方が、トリミング時に削り易いです。
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バギングプレートにMr,HOBBYのアクリルスプレーで着色しておきます。
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アラミドクロスをセットして、エポキシ(5052)樹脂をスポンジで載せていきます。
ローラーを使うと楽なのですが、ローラー代とローラーが吸う余分な樹脂がもったいないのでこの方法をとっています。(面倒ですけど・・・・)
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エポキシ(5052)樹脂を載せ終わったら、ローラーでアラミド繊維をつぶします。
この際、ローラーに付くエポキシ(5052)樹脂をティッシュで拭き取りながら作業すると余分な樹脂がとれて作業し易くなります。
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繊維をつぶし終わったらトイレットペーパーの上からローラーで押さえて余分な樹脂を吸い取ります。
樹脂が多すぎると重くなりますし、吸い取りすぎると密着しなくなりますし、加減が難しいところです。
目安としては、粘着感がギリギリ残る程度。
※こればかりは、経験を積むしかありません。
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樹脂塗布作業が完了したら、バギングプレートでコアを挟み込みんでリリースフィルムに入れます。
この時、重要なのはコアの前縁とバギングプレートの前縁をピッタリあわせる事。根気良く合わせましょう。コアを整形する時点でコアとバギングプレートの前縁ラインをピッタリあわせておくのがコツです。
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フードセーバーを使用してバギング。
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完成重量5.89g。アラミド転写仕様としては上出来です。前縁/後縁をトリミングします。
前縁は#320ペーパーで成形したあと#600ペーパーで毛羽立ちをとります。(下写真)
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トリミングが終わったらヒンジカット。
右投げ用の機体の場合、右面にカットを入れ、左面をヒンジとします。左面をヒンジとすることによってホーンの出っ張りを少なく押さえます。
カッターで1本だけ切れ目を入れるシングルカット(Vカットレス)ヒンジ。裏面のクロスまで切ってしまわないように注意。
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シングルカット(Vカットレス)ヒンジは左のイラストのような工程でカットします。
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1本目のカットを入れた後、エレベーターを180度折り曲げてアラミドスキンに沿って3ミリ程度のカットを入れます。
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続いて反対側からカットを入れてコアを掘り出します。
断面が三角形のスタイロ削りカスがでてきます。
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動翼側のエッジをヘラで潰して完了。
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ホーンは右面。
リンケージロッドはプッシュ側よりプル側の方が変形が少ないであろうということで、ランチ時にラダーにかかる風圧がプル側にかかるようにします。
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続いてテールパイプ接合加工。以前は”合い欠き”にしていましたが、最近は写真のように尾翼側を切り欠くだけにしています。
接合する部分をパイプ直径より少し小さく切り取ります。(パイプの直径でカットしてはダメですよ!)
クラフトるうむのテールパイプの場合、9ミリ程度を切り取ります。
奥行き方向はスパーの手前まで。スパーをカットしてしまうと強度が極端に落ちますので注意。管理人はデルタ型の形状を採用していますので長手方向の寸法は45ミリ。
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切り取った断面をカッターとペーパーでU字型に掘り込んで、パイプの外径カーブにあわせます。
この加工がうまくできればパイプエンドにピタッとはまりますので、接着剤硬化を待つ際、仮固定も不要。
パイプ側の接着面をペーパーで軽く荒してからエポキシ系接着剤を塗った後に差込んで硬化を待ちます。
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接着剤が硬化したら、パイプと垂直尾翼の継ぎ目にエポキシ系接着剤をフィレット状に塗布して完了。
前述のとおり45ミリの接着面がありますので、ハードランチでもここが壊れた事はありません。
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