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■真空ポンプ |
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HLG機を製作する上で必要になるのが真空装置。 入門としてはフードセーバー(フードシーラー)が無難です。 以前はSANYOのフードセーバーZ-FS310なる商品が販売されていたのですが、 実際、管理人は今でも尾翼の製作にはフードシーラーを使用しています。 ただ、主翼の製作においては と言う点で真空ポンプを導入しました。 ※2)については温度上昇によってポリエチレンパックが伸びてしまうのが原因と思われます。
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購入したのはメドー産業:リニコン真空ポンプ(Linicon LV-125)。連続運転ができるタイプです。定価はヤフオクで中古品を探せば落札価格は\5000〜\8000程度です。 この機器は給油も不要でメンテナンスフリーです。 ※主翼のバギングは連続運転を行います。機種によっては連続運転ができないタイプもありますのでご注意下さい。 |
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写真にあるカップラー(ジョイント部)は下が吸込み、上が吹きだしとなっています。下のカップラーにチューブを差込んで吸引します。 |
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操作は至って簡単!背面にあるスイッチをON/OFFするだけです。 真空ポンプの問題点は騒音。 私の場合、寝室の隣で駆動させていてますが気にせずに寝る事が出来ます。(個人差がありますので、念のため) |
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バキュームポンプを導入する際に最も勝手がわからないのがバキュームコネクターです。 淀川滑空班秘伝?の方法で自作しました。手元に写真上の右側のような直径6ミリのアルミ金具がありましたのでこれをを加工しました。アルミのM6ボルトが見つかれば代用できます。 1)余分な頭を飛ばし(M6ボルトの場合はその必要なし) これで完成です。 尚、うまくいかない場合は RC web shop kb さんで販売されているバキュームコネクターを購入すると良いでしょう。 |
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バキュームコネクターの部分はこのようになります。 コネクター回りは空気が引き易いようにリードクッキングペーパーを多めに敷きこんでいます。 黄色い串のように見えるのは樹脂製パイプ。十文字に開けた穴にを挿入しています。(不要?かもしれません)
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チューブは熱帯魚用の内径4ミリ外径6ミリのシリコンチューブを使用します。自作バキュームコネクターの外形は6ミリですがなんとか接続できます。 空気が引き易いようにリードクッキングペーパーを一定の範囲で敷きこみます。 |
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バギング時の全景はこのような感じ |
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主翼はこのようなものに挟んで真空パックに入れます。 こればフードシーラーを使用する場合も同じ。 厚手のポリエチレンの袋を切り開いて作ります。溢れた樹脂が真空パックに付着しないようにする為と、裏面全面に貼ったリードクッキングペーパーによって空気を均一に引けるようにする為です。 何回も使えますので横着をせずにきちんと作って置くと良いです。 |
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参考までに同じものを裏から撮った写真です。 |
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順番が前後しますが、パックのシールをする為に、内寸5ミリのコの字材(写真左)と直径5ミリの樹脂パイプ(写真右)を準備します。(ホームセンターの建材売り場で売っています。) パックは”ふとん圧縮袋”にこだわらなくても厚みが0.1ミリ(100μ)位のポリエチレン袋であれば何でもOKです。 |
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コの字材のアップ写真 私の行きつけのホームセンター”コーナン”では”カブセ”という名称で販売されていました) |
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真空引きパックの両面からネガティブコアでサンドイッチして集成材(反りがないもの)で押さえます。 この上に重しを載せて養生します。 冬場はこの上から電気毛布をかけます。樹脂の硬化には20℃以上必要です。電気毛布であれば最高温にしても40℃位なので最高温で養生しても大丈夫です。 かなりの過保護ですね。ちなみに私本人はといえば電気毛布もこたつなしで震えながら毛布にくるまって眠っています (ノω・、) |
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