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Hayabusa LT (2号機) の製作 (2009.10) |
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■尾翼の製作 |
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尾翼コアのカット 尾翼をいちから削るのが面倒なのでヒマなときに翼型断面に熱線カットしてストックしています。 平面型は融通がきくように、矩形にカットし、機体に合わせて平面カットの上、成形しています。 また、垂直尾翼については、熱線カットしたほうがきれいな翼型が再現しやすいです。 |
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大量生産20セット! 一部はH師匠のところへ納入。
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成形完了。 水平尾翼は従来より5%小さくしました。モーメントアーム(取り付け位置)を従来よりを大きくするつもりです。面積が小さい分抗力が減ります。 垂直尾翼はデルタ型から一般的な形状に変更。水平尾翼取り付け位置を後ろにずらし易くする為です。 |
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尾翼コアは2枚で4g以下が目標。 今回は3.7g |
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H師匠より伝授の絹貼り仕様 エンジン機の仕上げに用いられているエザキシルク 薄手 ライトウェイトです。 重量は11.5g/m2なので、一般的なマイクログラス(25g/m2)より軽いです。使用量からすると0.2〜0.3gの違いです。 |
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無地のシルクにプリンタでデザイン印刷。今まで難しかった文字入れを、重量を増やさずに行うことができます。 シルクに55スプレーを吹いてコピー用紙に貼り付けます。コピー用紙には予め尾翼のラインをプリントしておき、プリント範囲の目安にし、コピー用紙ごとプリントします。 尚、プリンターの用紙送りのゴムローラーにシルクがかかると用紙送りが正常に行われません。Canon iP4500の場合、右から5センチ位のところにゴムローラーがありますのでこの部分は避けてシルクを貼ります。 |
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プリンターのカラーは半分位は台紙に抜けてしまい、思ったより淡くなりました。少し濃い目にプリントする必要がありそうです。 主翼とのカラーコーディネートの為、エポキシ樹脂にはプリンタインクのイエローを数滴混ぜています。(主翼はアラミドのイエローの影響で黄味がかっていますので) バックプレートにはクリアフォルダを使用。ワックスを塗らなくても離型できますので、最近はこれに切り替えました。 |
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バギング完了。 今回より前縁にテープ状のクロスを貼っていませんが、下記の方法だと前縁を綺麗に仕上げる事ができます。 軽量化にもつながるのでgoodです。 |
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バギング完了 2枚で10.85g。合格です。 ところで、8823って何のことかお分かりですか? |
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尾翼をカーボンで補強 水平尾翼:尾翼と台座、台座とパイプ パワーランチで吹っ飛ぶ部分・・このあたりを念入りに補強しておきます。 この部分で尾翼が折れる、もしくは吹っ飛ぶ事故には自分の機体も含めて何回も遭遇しています。 |
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■台座 |
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主翼台座は前作(hayabusa)と同じ。 4ミリカーボンパイプを立てています。 台座はバルサ |
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台座の上面は主翼裏面に離型処理をしてカーボンクロスを貼り、主翼裏面の形状を型取り。 このカーボンプレートを台座バルサより一回り大きくカットし、フィレットを構成します。(写真はカット前)
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■リンケージ |
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リンケージには、マイクロカーボンパイプ(外径1mm×内径0.5mm)と0.4ミリ ステンレス伸直線を使用します。 いずれもクラフトるうむさんより発売されました。 左写真はエレベーター用の取り出し部。マイクロカーボンパイプの端部は割れやすいので、シュリンクチューブを被せてシュリンクさせておきます。 |
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ラダー用の取り出し部。 無事納まったかに見えますが、 後で、大変なことが発覚!!!良く見ると確かにおかしい!! |
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マイクロカーボンパイプをパイプ内に内装する際、必要な道具:LEDライト。 高輝度のLEDを1Sリポに直結。パイプの中を照らしながら、作業をします。作業といっても、低粘度の瞬間をマイクロカーボンパイプに沿って流し込むだけですが・・ |
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LEDライトをパイプの中に突っ込んで中を照らしながら作業。 |
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もうひとつ必要な道具:瞬間接着剤の延長ノズル。 マイクロカーボンパイプに沿わして瞬間を流し込み、マイクロカーボンパイプをパイプ内に固定します。 (R/C HOBBYさんでOKボンド用ノズル として販売されています) |
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ここで、悲劇に見舞われました!! ラダー用のカーボンパイプにステンレス線を挿入しようとしても入らないと思って悪戦苦闘の後、よくよく観察してみるとマイクロカーボンパイプと思って内装済のものは0.8ミリのカーボンロッドでした。 ||||||||/(≧□≦;)\|||||||オーノー!! そりゃ入らんはずだ・・・でも、ここは冷静に・・・・ まずはドライヤーでエポキシ接着剤を緩めて垂直尾翼を外して |
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内径1.5ミリのアルミパイプの先を尖らせて0.8ミリのカーボンロッドに被せて差込み、つついたり回したり・・でガリガリと外します。 アルミパイプは長さが30センチしかなかったので、内径2ミリのカーボンパイプに差し替えて奥のほうも丁寧に、大胆に根気よく瞬間接着剤を剥がします。 淡々とやっているうちにきれいに剥がれました。ε=( ̄。 ̄;A フゥ… それにしても、思い込みって恐ろしいものです。(ノ_-;) |
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エレベーター/ラダーリンケージ:サーボ側の取り回し・・マイクロカーボンパイプの口は割れ易いので、内径1.2ミリのPPパイプを15ミリ程に切って被せます。 このPPパイプを台座のバルサ材に接着固定します。こうしておくとメンテナンスで外す必要がある際もマイクロカーボンパイプに傷をつけず簡単に外せます。それから、台座のバルサ材は低粘度の瞬間接着剤を吸込ませて固めておきます。こういしないと経験的にバルサ材が破断します。 それから、初心者の方の為に・・サーボホーンの穴の内径は1ミリ近くあり、0.4ミリのステンレスを差込むと遊びが出ます。リンケージ終了後に穴に低粘度の瞬間接着剤を流し込むことで隙間を埋めます。 |
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エルロンリンケージ:サーボ側の取り回し・・エルロンリンケージには外径1.5ミリ内径0.7ミリのマイクロカーボンパイプと0.6ミリピアノ線の組合せ。 この組合せは短い距離ならかなりしっかりしているので固定は (5枚上のLEDライトで照らしている写真参照) |
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■ハッチ |
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ハッチの内枠。 200gのガラスクロス+エポキシ樹脂でポッド用の雄型を用いて製作し、写真のようにドーナッツ状に切り出します。ハッチのロッドを差込むサヤをバルサで構成しておきます。 写真のように7:3位でカットし・・ |
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胴体完成。 バッテリー除く全備重量86.3g。 バッテリーを10gとすると96g位になります。 |
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今回はショートノーズ+ロングテール仕様の為にノーズに4gのバラストを搭載します 最終的に212gっとなりました。(batt込) |
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