■ベッド その2


大容量の引き出し収納が完成しました。今は引出しの中はからっぽですが、子供の成長とともに中身がつまっていくのでしょう。

※完成はいったい何時になるか、と思っていましたが、意外と早く完成しました。コツコツとやれば進んでいくことをあらためて実感した次第です・・

■完成品

■引出し前板の加工

引出しの前板は、くり抜き格子に使ったテンプレートを使用。前板には18mmのパイン集成材を使用しましたので掘り込み引き手をつくるには薄すぎます。そこで貫通させて裏板をあてる方法をとりました。

※デザイン的にひとつだと寂しいので2つの手掛かりにしました。

指の引っ掛りをつけるために裏から段堀りに。

失敗!裏から段掘りをした部分を表からコロ付き丸面取りビットで面取りしようとしたところ、 コロが段掘りしたとこにはいりこんでしまっこんなことに! 失敗した板は下の写真のように穴を大きくしてリカバリ。
丸面取りはやめてペーパーで削って仕上げることに。

塗料はAURO(アウロ)Nr-160-74グレーを使用。

使い捨て手袋と、スポンジで塗装します。

■引出し本体

引出し本体はあられ組でつくることにしました。

まずは治具づくり。(根気がいります。)

あられ組治具のつくりかたはこちらで紹介しています。

引出し本体は、 パイン集成材でつくりたいところですが、高価なので12mm合板でつくることにしました。

まずは短辺側の加工

トリマーにテンプレートガイドをつけて、6mmストレートビットで深さ12mmの加工
長編側は長いので作業台の高さが足りませんでした。作業台ごと、ウッドデッキの上において加工しました。
長編側の板は20mmのスペーサーをかませて20mmずらして加工。

あられ組加工が終わったら、底板用の溝を掘ります。今回は底板で重さを支えるリ構造なので底板には12mm合板を使用します。

トリマービットの切れが悪くなったせいか、合板だからしょうがないのか、かなりケバたちました。ケバ立ちはサンドペーパーで払います。

(下:仕上げ前、上:仕上げ後)

合板はサンディングをすると表面がきれいになります。特に合板の裏面はざらざらですが、サンディングをすれば表のようにきれいになります。(#240〜#320)
これで引出しの材料が揃いました。
■組立て

組立にはポニークランプが活躍。

12mm合板は結構ヤワなので蛇行します。つっかえ棒で矯正しながら接着が固まるのを待ちます。

この大きさだと、本来は板厚は18mm程度あったほうが良いです。ランバーコア合板が適していると思います。

キャスターは、長期間荷重がかかっても変形しないよう、ナイロン製を選びました。

ハンマーキャスター420G-25mmを箱買いです。コマの直径2mm、全高35mm。

引出しに前板を皿ビスで取り付け。引き手の穴が来る部分だけ塗装しました。
前板とキャスターの取り付け完了。

完成しました。

完成したと思ったら、家内から蓋のリクエストが・・
確かにほこりがたまりそうなので、蓋をつくることにします。

■図面

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